どうしてみんなと仲良くしてはいけないんだろう?

時々、思う。
どうして、みんなと仲良くしてはいけないんだろう? と。

私たちは、生まれてからすぐに女か男か振り分けられ、その後も国籍とか職業とか何かのグループとか、いろいろな“カタチ”を作って、振り分けるということをしている。
そして、「女はこうあるべきだ」「男はこうあるべきだ」「この国の人はこうだ」「この職業の人はこうだ」などと、その“カタチ”に合わせるように生き方までも方向づけられる。

私は、何かの“カタチ”をもった途端、それ以外の人と仲良くしていたら、それを何か悪いことのような変な目で見るのはどうしてなのだろう? と思っていました。そして、その目が嫌でした。

女は、女としか仲良くしちゃいけないの? 男は、男としか仲良くしちゃいけないの? 女と男が仲良くいるには、何かの“カタチ”がなくちゃいけないの?
年齢が違っちゃいけないの? 学校が違っちゃいけないの? 職業が違っちゃいけないの? 国が違っちゃいけないの? ルーツが違っちゃいけないの? ・・・

どうして、みんなと仲良くしてはいけないのだろう?
仲良くしたら、誰かが怒るの?
もっともっとよくみてみたら、みんな同じである場所があることに気づくのに。
同じだったら、どうして怒ることがあるだろう・・・。

仲間外れの人がいるのではなく、仲間外れを作っている人がいるんだ。
仲間外れだと思っている人も、仲間外れの人を作っているのでは・・・。
私たちは、もっと別の視点に立たなくちゃいけない。
異質なものや違うものを排除しようとすることが本能に近いものだとしても、私たちは、それを変換する力も同時に持っているのだから。