“私”の崩壊と開放

“私” を深く深く探っていくと
“私” がバラバラになって 消えてしまうのではないかという
予感の壁に当たる
“私” がなくなるという感覚
それは 不安と恐怖
その先へ進むのをためらい 引き返したくなる
消えてしまうなんて 嫌だ!
“私”は “私”でありたい!
でも あの先には 何があったのだろう・・・?

“私” に深く深く潜っていくと
“私” がフッと消えて どこにも存在しなくなるのではないかという
予感のベールに触れる
“私” がなくなってしまうという感覚
それは 歓喜と郷愁
その先へ手を伸ばし 一気に飛び込みたくなる
“私”は “私”であるために “私”を作ってきたんだ!
“私”は “私”を知らないように “私”の周りに壁を作ったんだ!
“私”は“私” 決して消えてなくなりなんてしない!
でも あの向こうには 何があったのだろう・・・?

崩壊と開放は 同時に起きる

外側にあった世界が どっと内側に入ってくる
別々に見えていたものが 一つに見える
“私”が“私”に溶け込み “私”になる

崩壊と開放は 同時に起きる

さあ “私”に 飛び込もう
恐れることはない
“私”は ずっと ここにいた

崩壊と開放は 同時に起きる

さあ 世界を抱きしめよう
恐れることはない
新しい世界は もう ここにある