翼があるから 飛べないのかもしれない
飛べないと思うから 翼を創るのかもしれない
飛ぶために必要なものは 何もなかったはずなのに
目を覚ますために 眠ったのかもしれない
でも そのことさえ 忘れてしまった
自分を愛さないのに 愛してほしいと言う
でも そんなわがままさえも 愛されている
自分の存在を主張するために 対立するものを創り出す
何もなくても あなたはここにいるのに
聞こえていたのに 聞こえなくなる
でも 聞こうとしなければ また聞こえだす
ひとつだったのに ひとつになろうと 奪い合う
でも ひとつになろうとしなければ また思い出す
どこに 行くの?
どこに行ったって あなたはここにいるのに
この世界を モノクロに見ているのは 誰?
この世界を カラフルに変えるのは 誰?
あなたは 何を 見ているの?
私が はじまったところへ 戻れ
そこで 私が終わり はじまるだろう
雨の はじまるところを 探れ
そこで 私は 飛ぶだろう